令和7年度修了式

公開日 2026年03月26日(Thu)

令和7年度の修了式に先立ち,今年度最後の表彰式を行いました。

式では,3月21・22日,兵庫県で行われた第21回全国高等学校なぎなた選抜大会女子団体において4年ぶりの全国3位,個人でも2年の東さんが初の3位に輝くなど,昨年のインターハイに続いて,全国の大舞台で好成績を挙げたなぎなた部をはじめとする多くの部活動,漢字検定や英語検定の合格者が表彰されました。令和8年度のさらなる飛躍が期待されます。表彰されたみなさん,おめでとうございます。

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続いて,令和7年度の修了式が行われました。以下は学校長の式辞です。

式辞

皆さんおはようございます。先週なぎなた部が全国選抜なぎなた選手権大会に出場し,団体三位,東りんみさんが個人3位に入賞しました。昨年のインターハイの3位入賞に続き,着実に力を付けていることをとてもうれしく思っています。3位入賞は素晴らしいと思いますが,部員の皆さんは悔しい思いをしていると耳にしました。その悔しさをバネにして,ぜひ次のインターハイではさらに上を目指して頑張ってください。

さて,まもなく令和7年度が終わろうとしています。1年生の皆さん,川辺高校でのこの一年はどんな一年でしたか。来年度は2年生になり,学校の中心的存在になっていきます。また,2年生は3年生になります。いよいよ自分の進路を決める最終学年です。
私にとっては今日が最後の式辞です。今まで川辺高校で生徒の皆さんにいろいろなことを語り,伝えてきましたが,今日は一番伝えたいことをもう一度語ろうと思います。
森信三という哲学者・教育学者の言葉です。森信三は明治時代に愛知県の資産家の家に生まれました。父親の代になって経済が傾き,両親は離婚して貧しい農家に養子に出されました。
幼い頃から秀才であったようで,学費が免除される愛知第一師範学校に進学します。卒業後は横須賀市の小学校の先生をし,その後京都大学哲学科の大学院に進みます。卒業するときは38歳でした。その後神戸大学教育学部教授を65歳まで務め,97歳で亡くなるまで人を育て導く人生を全うしました。
森信三は多くの名言を残していますが「天からの封書」の話をいちばん皆さんに伝えたいのです。この話は令和6年の1学期終業式でも話しましたので,2年生の中には覚えている人もいるかと思います。
こんな言葉です。
「人はこの世に生まれ落ちた瞬間,全員が天からの封書をもらって生まれてくる。その封書には何のために生まれてきたのか,人生の目的や使命は何か,一人一人その封書に書かれている。しかしその封書を一度も開けずに人生を終える人がいかに多いことか。」

皆さんは川辺高校の3年間で,自分は将来どんな職に就くか,どんな分野に興味・関心があるかを見つけるだろうと思います。そのプロセスがまさに「天からの封書」を開けることではないかと思うのです。

また,森信三はこんな言葉も残しています。
「人は一生のうちに会うべき人に必ず出会う」と。
皆さんとともに過ごしている先生や仲間は,まさに「会うべき人」ではないかと思うのです。

出会うべき人に出会ったこの川辺高校で,森信三がいう,あなたの「天からの封書」には何が書かれているのか,そのヒントを得ることを期待しています。
令和8年3月25日
校長 伊地知健三

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短い春休みを経て,令和8年度が始まります。4月7日の始業式,笑顔での再会を楽しみにしています。