• 2025年07月18日(金)

    1学期終業式

    本日は令和7年度1学期の終業式が行われました。以下は本日の式辞です。

    令和7年度 1学期終業式 式辞

    さきほどなぎなた部の全国大会壮行会,音楽部吹奏楽団全国総文祭壮行会,新生徒会役員認任命式を行いました。
    表彰では,
    ○南日本七夕書道展において
    ・市議会議長賞受賞 3年鶴田さん
    ・県書道会賞受賞 3年白澤さん
    ○県なぎなた選手権高校生の部 演技・試合
    ・菊永さん 枦川さん
    大坪さん 東さん 山下さん
    ○九州高校総体なぎなた競技
    個人試合の部 優勝 東さん
    演技競技の部 3位 東さん 山下さん
    が入賞しました。おめでとうございます。
    これからも精進をつづけてください。

    新生徒会は古閑めぐみ会長にバトンがわたりました。古閑会長も桑原前会長が公約に掲げた「自治の学校づくり」を引き継ぐとのことですが,自治の学校づくりは,中学生の一日体験入学の生徒主体の運営や校則の見直しなどに形を表しました。自分たちの学校は自分たちが作るスタイルを確立していってほしいと思っています。
    令和の時代の高校のルールは,生徒の皆さんが,自分たちで作って自分たちで運用する。時代に合わないことが出てきたら,不易と流行を見極めながら,合うスタイルに変えていく。そしてそれが数十年後の川辺高校の「伝統」となることを願っています。

    「夏を制する者は受験を制す」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
    先日の全校朝礼講話でも共通テストの話から
    ・苦手科目を捨ててはいけない。
    ・解らないことは先生の力をお借りしなさい
    そんな話をしたかと思います。夏休みほど勉強へのまとまった時間がとれる期間はありません。この機会を逃すことなく,1学期の復習やこれまでの学習のおさらい,そして苦手科目に取り組んでください。

    人間のものごとに対する努力は,すぐに結果が出るものもありますが,すぐにでないもののほうが多い気がします。学習に対する努力もそうです。結果はすぐに出ることはまれです。しかし,だいたい3ヶ月くらい経つと,努力が結果として現れはじめます。それを理解せずに,勉強したけど結果が出ない,じゃあやめてしまおう,この考えは非常に短絡的です。ブレずに努力すること。努力する自分を信じて少しずつでも積み上げていくことが大切です。
    まあ,だまされた思ってもいいですからやってみてください。11月進研模試のころには,夏休みから始めた努力が形になって表れますよ。

    明日から夏休みに入ります。たくさん時間があるように見えますが,高校生は忙しい。宿題や勉強に加えて,普段はできない趣味や好きなことに没頭したり,別々の高校に通っている友達と会ったり,祖父母や親戚に会いに行ったり,花火や夏祭りに繰り出したりと,様々なイベントが目白押しです。

    規則正しい生活しながら,充実した日々になることを祈っています。


    令和7年7月18日
    校長 伊地知 健三

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  • 2025年07月16日(水)

    サイエンス部出前授業

    7月12日(土),本校サイエンス部12名が川辺小学校において出前授業を行いました。

    対象は6年生の皆さんです。

    今回は液体窒素を使って,様々なものを凍らして「ー196度の世界」を体験してもらったり,紫キャベツの色素でお絵かきをしたりしました。

    また,「ダイラタンシー」の実験もしました。ダイラタンシーとは,物質が圧力を加えることで一時的に固化する現象です。身近なものを使って,目の前で起こる不思議な現象に興味津々の様子でした。

    最後は巨大空気砲を発射して締めくくりました。

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  • 2025年07月09日(水)

    地域貢献!

    川辺町には二日市や川辺祇園祭など,多くの伝統的行事やお祭りがあります。毎年11月に行われる「かわなべ磨崖仏まつり with 農業祭」も,南九州市の一大イベントのひとつです。

    その祭りを盛り上げるために南九州市商工会青年部 川辺支部では毎年ポロシャツを作成していますが,そのデザインを川辺高校美術部が担当しました。今日はその贈呈式が本校校長室で行われました。

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    今年の「第36回かわなべ磨崖仏まつり with 農業祭」は11月9日(日)開催です。当日まではだいぶ日がありますが,きっとこのポロシャツが祭りの機運を高めてくれることでしょう。

  • 2025年07月09日(水)

    全校朝礼

    令和7年7月7日(月),全校朝礼が行われました。この日の校長講話は,「7」が3つ並ぶ縁起のよい今日から,ぜひ生徒の皆さんに意識して取り組み続けてほしいこと,についてのお話でした。

    全校朝礼講話

    皆さんおはようございます。令和7年度が始まって早や3ヶ月が過ぎました。梅雨も明けて毎日暑い日が続いています。急な気温の上昇に身体がついていかない感覚がありますが,どうぞ体調を崩さないように過ごしましょう。

    さて,先日なぎなた部が九州大会に出場して,試合競技の部で2年生の東りんみさんが優勝したニュースを聞いてとてもうれしい気持ちでした。聞くところによると,なぎなた競技において九州大会で優勝したのは鹿児島県初の快挙だそうです。東さん,おめでとうございました。今月行われるインターハイでも実力を発揮してきてください。

    3年生はなぎなた部と吹奏楽部を除くほとんどの部活動が県大会を終えて,自分の進路に向けての期間に入りました。これからの進路を考えるとき,大学,短大を目指す人は共通テストを多くの人が受けることになろうかと思います。これから話すことは1,2年生もぜひ知っておいてほしいのですが,九州内の大学は共通テスト重視の大学がほとんどだということです。受験した総点で勝負をするわけですから,どの教科もバランス良く点数を取る必要があります。つまり,これからの学習では,不得意な教科があったら,そこの点数をいかに伸ばすかが大切になってきます。まちがってもあきらめてしまってはいけません。

    不得意な教科を伸ばしていくために,先生方に相談してください。担任の先生や教科担任,話しやすい先生,誰でも構わないので,ぜひ相談してください。先生方は一見忙しそうに見えます。実際忙しいのですが,遠慮することはありません。もしその時忙しい場合は,今はちょっと時間がないから,いついつ来てくれないかと言ってくださるはずです。必ず皆さんの声を聞いてくれます。

    中国の故事に「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。これから対峙する敵(共通テストの傾向)を知り,己(自分の現状や自分の得意・不得意,※特に不得意科目)を知って対策を立てれば,目指す大学や短大に合格できると私は思っています。

    今日は令和7年7月7日です。同じ数字が並ぶ日は多くはありません。7の数字に限って言えば,92年前の昭和7年7月7日,30年前の平成7年7月7日以来ということになります。どうですか生徒の皆さん,この日に次の学習に向けた目標を立ててみては。きっと忘れずに取り組んでいけると思います。

  • 2025年06月20日(金)

    情報モラル教室

    6月19日(木)の統一LHRの時間に,情報モラル教室が行われました。

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    南九州市警察署の方にお越し頂き,SNSの正しい利用の仕方やSNSに潜む犯罪の危険性,それに対する対策の仕方等について指導していただきました。

     

    今後もSNSの利用については,正しい判断をして利用していきましょう。

  • 2025年05月31日(土)

    高音祭

    5月29日(木)第74回鹿児島県高等学校音楽祭に参加しました。

    音楽部が薩南工業高校吹奏楽部と合同で「マル・マル・モリ・モリ!」「フレンドライクミー」の2曲を演奏しました。

    高音祭

    6月1日の定期演奏会(13:30開場,14:00開演)でも披露します。

    ぜひ,marukawaホールへお越しください(*^_^*)

  • 2025年05月21日(水)

    書道パフォーマンス

    5月18日(日)川辺ライオンズクラブ結成60周年記念式典がありました。

    川辺フィルの演奏後,本校書道部が書道パフォーマンスを行いました。

    式典ということで,葉加瀬太郎さんの「エトピリカ」の曲で厳かに「相互理解」と書きました。

    書道パフォーマンス

    6月には本校音楽部による定期演奏会,文化祭もmarukawaホールで開催されます。

    ぜひ,ご来場ください。

    音楽部 第47回定期演奏会 ポスター

    川辺高校2025ポスター

    キッチンカー

    マルシェ

     

  • 2025年05月19日(月)

    表彰式

    本日の全校朝礼では今月8,9日に行われた南薩春季地区大会,昨日本校体育館で行われた,第58回鹿児島県高等学校なぎなた競技大会の表彰式を行いました。

    南薩地区大会では,弓道部の女子団体優勝と個人優勝,バドミントン部の男子ダブルス優勝をはじめ,多くの部が優秀な成績を収めました。また,なぎなた競技においては,現在県内の高校の部活動としては本校にしか存在しないため,日頃から切磋琢磨し合う仲間と対戦するという難しい状況の中にもかかわらず,素晴らしい熱戦が繰り広げられました。

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    表彰式では学校長から「このいい流れをインターハイ予選へとつなぎ,特に最後の大会となるかもしれない3年生には,持てる力を存分に発揮して,悔いのないよう頑張ってほしい」とエールが送られました。

    部活動生の皆さんの健闘をお祈りします。

     

  • 2025年04月21日(月)

    全校朝礼(創立記念含)

    4月21日(月)全校朝礼が行われました。この日の校長講話では,本校125年目の創立記念日(4月26日)を踏まえて,本校同窓生がかつて詠んだ漢詩を紹介されました。

    全校朝礼講話

     みなさんおはようございます。

    一年生の皆さんは学校に慣れてきましたか?通学距離が長くなって朝起きる時間が早くなった人もいるかと思います。急がなくて良いので,ゆっくりゆっくり学校に慣れていってください。

    今日は日中27度まで気温が上がる予想になっています。今朝の気温が17度ですから10度近く変わることになります。寒いなら寒い,暑いなら暑いでずっとそうであるとその環境に慣れますが,今の気温の差に私たちの身体は慣れていないので体調を崩しやすくなります。こまめに水分補給をしながら,無理をしないで生活していきましょう。

    さて,4月26日,今週の土曜日は川辺高校の創立記念日です。明治33年のこの日に,川辺高校は鹿児島県第四中学校として誕生しました。鶴丸高校,甲南高校,川内高校,加治木高校に次ぐ県内で4番目に歴史の古い学校です。創立125年目を迎えますが,伝統とは過去のものであって,今川辺高校に在籍している皆さんは,これからの川辺高校の新たな伝統を作る一人として存在しているのだろうと思います。

    前回の講話で,自分を励ましてくれる言葉として「座右の銘」を持ちなさいという話をしたかと思います。(新世紀エヴァンゲリオンの)碇シンジ君の「逃げちゃだめだ」の話をしましたが,あれは決して冗談ではありません。今自分の目の前にあることから逃げないで取り組んでいきましょう。

    一人一人に座右の銘はあると思いますが,川辺高校にも座右の銘があることを知っていますか。教室に五言絶句風の漢詩が書かれた額があると思いますがあれが座右の銘です。「弘毅正大の心 競進優越を期す 不断刺戟を新たにし 忠実奮って自学せん」,昭和39年の夏の日に作られたものとされていますが,わかりやすく言うと,「広いまっすぐで旺盛な心で 友と競い合いながら 常に刺激を新たにしながら 忠実に学問に取り組もう」という意味です。

    今から60年前に川辺高校に在籍していた君たちの先輩も,時にくじけそうになる自分を励ましながら学業に取り組んでいた様子が見て取れますが,それは今を生きる皆さんと全く同じなのではないかと思います。自分を励まし,友と競い合いながら,自分を高める努力をしていきましょう。

  • 2025年04月09日(水)

    入学式 学校長式辞

    令和7年4月8日(火)に挙行されました入学式での学校長式辞を紹介します。

     

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    令和7年度入学式 式 辞

    校内の木々が春の柔らかな陽光を受けて、時を得たりと色鮮やか緑の葉を揺らすさまに、新しい季節の到来を感じさせる今日の佳き日に、PTA会長、同窓会をはじめ御来賓の皆様の御臨席のもと、保護者の皆様方の御臨席を賜り、令和7年度 鹿児島県立川辺高等学校第80回入学式を挙行できますことに深く感謝いたします。

    先ほど入学を許可され、晴れて川辺高校の生徒となった57名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。創立125年の歴史と伝統を誇る本校の一員となられたことを祝福いたしますとともに、在校生、職員一同、皆さんを心から歓迎いたします。また、今日の晴れやかな日を待ち望んでこられた保護者の皆様に心からお喜び申し上げます。

    さて、高校における学びとは何か。一言で言うと、社会とつながる力を身につけることだと私は考えています。つながるとは、連携する・貢献するということです。南九州の伝統校である本校では、皆さん一人一人が持てる力を最大限に伸ばし、南九州市と連携した取組を行い、地域に貢献することで自己肯定感や自己有用感を身につけ、地域を支え、鹿児島県を支え、さらに日本を支える一員として、学力、体力、コミュニケーション能力などを身につけることを学びの目的としています。

    その目的を達成するために、新入生の皆さんは毎日の生活の中で「汝、何のためにここにありや」と自分自身に問いかけながら、自分は将来何をするためにこの学校を選んだのか。そのためにどんな具体的な努力をするのか。それを常に考えながら毎日を送って欲しいと思っています。本校での学びをとおして、自分にはどんな分野の職業が向いているか、将来就きたい職業、やりたい仕事は何か、その答えがきっと見つかるはずです。

    皆さんは、あふれんばかりの夢と希望をもって、この川辺高校を選んで入学したと思います。これからの3年間は、将来、社会人として活躍するために、人間的成長を獲得するための3年間です。今日の感動を忘れずに、学業に、部活動に、ボランティア活動に積極果敢に取り組んでいってほしいと願っています。
    保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。新しい制服に身を包み、少しばかり緊張したお子様の姿をまぶしく感じておられることと存じます。昨日の自分を今日は越えて成長しようとする、これからのお子様の頑張りを、職員一丸となって支え、導くことをここにお約束いたします。学校、保護者、地域が一体となって、社会性を涵養し、人格形成を図れるよう、保護者の皆様にも学校との連携をさらに深めていただきますようお願いいたします。
    さて、この体育館の後ろ側、グラウンドの奥に、小高い丘があります。
    この丘は「神戈陵」と呼ばれています。校歌には「見よや希望の陣が丘」と表記されています。この学び舎を巣立って社会に出られた同窓生の心の拠りどころとされている本校のシンボルです。皆さんの三年間の生活を、静かに見守って、うれしいことも、頑張ったことも、すべて見届けてくれることでしょう。

    高校生としての生活の中では、今までよりも奥の深い学問に出会い、今まで気づかなかった自分の良さや適性、周囲との関わり方など、多くの経験をすることでしょう。一方で深い悩みに直面する機会もあるでしょう。大切なことは、その瞬間、その瞬間を一生懸命に過ごすことです。「壁というは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから壁がある時はチャンスだと思っている」日米の野球界で殿堂入りする活躍をしたイチロー選手はこう言っています。壁にぶつかったら、自分が成長するチャンスが来た!そう思って対峙しましょう。また、高校生活で一生の友と呼べる友人に出会う人も多くいます。さまざまな活動をともにする学年、クラスメート、先輩、後輩の存在は大きいものです。さまざまな活動をとおして交友を深めてください。

    結びになりますが、本日御臨席を賜りました御来賓の皆様をはじめ、本校のあらゆる教育活動に対して、温かい御理解と御支援を頂いております関係各位に、感謝と御礼を申し上げ、式辞といたします。

    令和7年4月8日

    鹿児島県立川辺高等学校 校長 伊地知健三