公開日 2024年04月23日(Tue)
4月22日(月)全校朝礼が行われました。
この日の校長講話では,本校124年目の創立記念日(4月26日)をはじめ,三点固定の大切さについて,命を大切に生きましょうということについて話されました。
内容については,以下のとおりです。
全校朝礼 講話
おはようございます。今日は大きく3つのことを話します。
まず1点目は創立記念日についてです。
今を遡ること123年前,明治33年4月26日に川辺高校の前身である鹿児島県第四中学校が誕生し,今年で124年目に突入しました。川辺高校の歴史と伝統を紡いでいくのは生徒の皆さん一人一人です。
新学期が始まって2週間ほど経ちました。
1年生の皆さんは少しずつ川辺高校の生活に慣れてきたでしょうか。12日には学習オリエンテーションが行われました。高校における各教科の学習の仕方が分かったのではないかと思います。自分に合った生活リズム,学習リズムを確立して生活していきましょう。
そこで2点目です。高校生活では,「三点固定」が大切だよ,とずいぶん前から言われてきました。聞いたことのある人もいると思いますが,三点固定とは,寝る時間,起きる時間,勉強を始める時間の三つを指します。
高校生は忙しいですね。遊びも勉強も,やりたいことがたくさんあるはず。とはいえ,高校時代の平日の大半は昼間を学校で過ごします。学校で過ごす時間の多くは授業を授業を受けています。その授業を大切にするためにも,三点固定は欠かせないのです。
皆さんは生活の記録である「未来ソウゾウ」を毎日書いていますね。そこで確認してみてください。寝る時間,起きる時間,勉強を始める時間が固定されていれば,自ずと生活リズムが整っていきますから。
最後になりますが3点目です。先週まで春の全国交通安全週間が行われていました。
皆さんの中にはバイク通学の人,原付の免許を持っている人も多くいると思います。
私たちは免許を取るときに運転方法は学びますが,どうすれば事故が起きるか,事故が起きたらどうするかについてはあまり詳しく学びません。それは,事故が起きることを前提に免許を交付するわけではないからなのでしょうが,だからこそ対向車とぶつかったらバイクに乗っている人はどうなるのか,ある程度イメージしておくことが大切です。
走行中に何らかのアクシデントが起きて事故になった場合,バイクに乗っている人は転倒するか,飛ばされます。打撲,擦り傷は当然,ひどい場合には骨折もする。しかも複数箇所。痛いし,学校に来れないし,その先には病院での入院生活が待っています。それはもう想定外の高校生活ですね。
事故に遭おうと思って運転する人は誰もいませんし,けがをしようと思ってバイクに乗る人はいません。でも,自動車と同じ道路を走る以上は,ぶつかるリスクを常に背負っていることを忘れてはなりません。自動車とぶつかっても勝ち目はないのです。
命は一つしかないことは,高校生にもなればみんな知っています。しかし,その知っているは概念や理屈としての知っているでしかありません。
毎日の生活の中で,時間の遅れをバイクや自転車のスピードで調整しようとしていませんか? 乗り物のスピードを速めることを考えているときは,人間は冷静な状態ではないことを私たちは知るべきです。「運がよかった」はそうしょっちゅうは起きません。
命は一つしかないからこそ,私たちは命を大切にした生活をしないといけません。事故を経験した人も,幸いにして経験していない人も,今一度安全な運転を心がけてください。 校長からの切なる願いであります。
以上,1:創立記念日について,2:三点固定の大切さについて,3:命を大切に生きましょう,という話をしました。